中古住宅購入の注意点！安心して選ぶために
中古住宅を購入する際には、以下の点に注意することが大切です。
1. 建物の状態確認
• 築年数：築年数が古い物件は耐震性や断熱性が劣る可能性があります。特に1981年以前の建物は旧耐震基準のため、新耐震基準（1981年以降）を満たしているか確認しましょう。
• 構造・材質：木造、鉄筋コンクリート（RC）、鉄骨造（S造）などの構造によって耐久性やメンテナンス費用が異なります。
• リフォームの必要性：外壁、屋根、水回りなど、どの程度リフォームが必要かを確認しましょう。可能であれば専門家にインスペクション（住宅診断）を依頼して、修繕が必要な箇所を明らかにするのが理想的です。
2. 土地の状態
• 地盤：軟弱地盤や水害リスクのある地域でないかを調べ、地盤の強度がしっかりしているか確認しましょう。地盤改良が必要な場合、追加費用がかかることがあります。
• ハザードマップ：洪水や地震のリスクがどの程度あるか、ハザードマップで確認することも重要です。
3. 周辺環境
• 生活利便性：スーパー、学校、病院、駅などが近くにあるか、日常生活に必要な施設が揃っているか確認しましょう。
• 治安：近隣の治安情報もチェックしましょう。警察の犯罪マップなどを活用するとよいです。
• 騒音・日当たり：交通量が多い道路沿いや工場の近くでは騒音が気になることがあります。また、周囲の建物に日当たりが妨げられていないかも確認しておきましょう。
4. 購入後のコスト
• 固定資産税：築年数やエリアにより固定資産税の額が異なるので、事前に確認しましょう。
• リフォーム費用：中古物件は新築に比べて価格が安いことが多いですが、リフォームや修繕費用がかかるため、購入時に予算に含めることが重要です。
• 維持管理費：中古住宅は年数が経つにつれて維持管理費がかかる場合があります。設備交換やメンテナンスの計画も立てておくと良いでしょう。
5. 法的なチェック
• 法的規制：建築基準法や用途地域の制限によって、将来的に増改築が制限される場合があります。特に市街化調整区域など、法律の制限が厳しい地域かどうかを確認しましょう。
• 登記・権利関係：土地や建物の所有権が正しく登記されているか、抵当権が設定されていないか確認が必要です。
